人のこころを統計・数学で測るわけは・・・

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私の通っている大学は
どちらかといえば
「統計」に強い。
つまり数学や実験データの
解析を中心に心理学を
研究している大学なのです。

統計の用語で
「相関」という考えがあります。
相関とは、
Aという“変数”が変わると
Bという“変数”も変わる
関係を言います。

例を出すと・・・
「背の高さと足のサイズには
正の相関がある」
とは、

背が高くなればなるほど
足のサイズも大きくなっていく、
ということです。

ちなみにAとBの二つの値を
縦軸と横軸にとって、
座標上に点で表す図のことを
「散布図」と言います。

さて、もっと深く学んでいくと
「擬似相関」
という概念が出てきます。
これは「AとBには相関がある」
とデータ上では出たけれど・・

実はこの結果には
もうひとつCという存在が
関係しているというのです。

例えば・・・
「牛の数が多くなればなるほど、
柔道有段者の数が減る」
(負の相関~反比例すること)

ついデータ上ではそうなっていると
そうなのだと私たちは信じがちです。

でも何か腑に落ちませんよね?
牛と柔道に何の関係があるの?
と思ってしまいます。

そこで推測ですが、
この場合、Cは人口密度ではないかと。

牛の数が多いということは・・
田舎である可能性が。
そうなると・・・
道場の数が多い都会のほうが
有段者の出る確率は
高くなると思いませんか?

ここまでは統計のお話です
でも心理カウンセラー神田裕子は
こう考えました。

思い込みや決め付けって・・
擬似相関みたいじゃない?

Aという人はBというところがある!

この考え方が短絡的であればあるほど
Cの存在を見逃していないか心配です。

Bという行動を取ることには
何か事情があるのではないか?
そんなに簡単に
相手を決めつけていいのかな?

つまり人が相手を認識するときに、
見せかけのデータにだまされる?と
大事なことを
見逃してしまうのではないかしら・・

そんなふうにいつも人の心に
あてはめて数学や統計を学ぶ私を
友人は「ヘンタイ」と呼びます(笑)

でもね、人のこころは
測れないからこそ、
データや解析、そして実験や
仮説を活用しながら理解しようと
研究がなされるのではないかなと思うのです^^

理系の私と文系の私が
融合する瞬間がとても楽しいです♪

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