生理心理学を学ぶ訳は・・・

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不幸ぐせ解消家の神田裕子です。

この3日間集中講義で
「生理心理学」を履修しました。
生理心理学とは・・・
生理学と心理学とにまたがる学問領域で,
行動の心理的機能と
生理的機能の対応関係を
研究する科学的な学問です。

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例えば,ある心理状態
(喜び、興奮、悲しみ等)の時には、
脳のどの部位が働いているのか?
といったことを研究する学問なのです。

隣で友人がぼそっと言いました。
「どうして臨床心理コースで
脳の勉強をするのかなあ。」

そうなのです。
脳内伝達物質の名称を知らなくても、
確かにカウンセリングはできるのです。

でもねぇ・・・
私は、”カウンセリングの限界”を
知るためだと思っています。

よくうつ病を体験したから、
うつ病の患者さんのカウンセリングができます!
と起業しているかたを見かけます。

こわくてしょうがない・・・

何でもカウンセリングで
治せるなんて思ったら大間違いです。
それにうつ病の症状は人によっても
かなりの違いがあります。
自分がそうして治ったからと言って
他の人にも適用できるとは限りません。

うちにも統合失調症のかたが
カウンセリングにおいでになります。
でもそれは医師の診断と許可のもと、
薬と併用しながら来られているわけです。
発達障害、気分障害も同様です。

どこまでがカウンセリングでできることなのか
どこから他機関へリファすると良いのか、
見極めるためには知識が必要となります。

生理心理学では、生物時計、情動、
学習と記億、性差、薬物依存、各障害などと
脳内状態との関連を学びます。
アセチルコリン、オレキシンなど、
これらの脳内物質の働きや
神経との関わりを覚えます。

でもおかげでうつ病になりやすい
遺伝子があることを知りました。
薬の種類と効果を学びました。
カウンセリングだけが治療ではありません。

医療はチームとして
どう連携していくかが大切です。
カウンセラーと名乗るかたがたは
学んでも学んでも足りない仕事に
就いていることを自覚して
知的好奇心で進んでほしいと願っています。

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