皆さん^^こんにちは。
心理カウンセラーの神田裕子です。
さて、今日は動機づけについて書きます。
動機づけ(motivation)とは、
「行動を一定方向に向けて生起させ、
持続させる過程や機能の全般のこと」
難しいですね^^
簡単に言うと・・・・・
なぜその行動をしたのか?
という原因のことを言います。
種類が二つあって、
「誘因」と「動因」。
例えばアルバイトをしたい!という場合、
お小遣いだけではお金が足りないので
アルバイトをするのであれば「誘因」となります。
一方で接客をしてみたい!
たくさんの人と触れ合ってみたいという
理由からであれば「動因」となるのです。
それを活用できるのが育児♪
勉強しなさいと子どもに言っても
全然しないので困るという
相談をよく耳にします。
あなたがお母さんなら
誘因と呼ばれる環境を整えますか?
つまり良い点数を取ると
お小遣いをあげる約束をして、
それを目当てに勉強させるなら
そうしてみてください。
でもそれだと・・・
長続きしない可能性があります。
それよりも勉強をするのは
何のためかと聴いた方がいいのです。
例えば、親がどうしてもここに
合格しろ、入学したら
留学させてあげるから、
というので勉強をするのか?(誘因)
それとも将来これをしたい!
という強い思いがあるから
勉強をしようとするのか?(動因)
人によって動機づけは違うことになります。
だからと言って・・・
どちらかが良いということはありません。
お子さんの年齢や環境に合わせて
この二つを使い分ける必要があります。
他にも動機づけにはいろんな理論があります。
例えば単純作業の場合、
途中で作業をやめるほうが
あとで記憶力を測定すると
記憶成績が高いことも言われています。
「ツァイガルニク効果」のことです。
でも・・そうですよね・・
途中でやめられると悔しさから?
インパクトが強く残りますもの。
ということは単純作業の
記憶勉強は時間を区切って
行なうほうが覚えているのかもしれません。
また「アンダーマイニング効果」といって・・
せっかく自発的に勉強している子に対し
必要以上にご褒美などの報酬を
与え過ぎると、かえって
効率・成績が悪くなるものもあります。
学習心理学は生きていく過程で
どんな環境があれば
どんなことを習得していけるのかを
教えてくれます^^
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★神田裕子著 「はじめての「自分で治す」こころの教科書」
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